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舞台演技初心者は、何故「声」が小さいのか?

最近、芝居の演出をしていて思う事があります。それは…
芝居を始めて間もない役者達は、舞台だというのにとにかく「声」が小さい。

演劇集団キャラメルボックスの主宰・成井豊氏は、著書「成井豊のワークショップ」でこう言っています。「僕はキャラメルボックスの新人に対して、基本的に『もっと大きな声で』としかダメ出しをしない」と。
そのぐらい、舞台演技初心者達は「声」が小さいということでしょう。

しかし、「もっと大きな声で」という簡単なダメ出しを何度もしなければいけないほど、どうして新人さん達は「大きな声」が出せないのでしょう?なんでそんな単純なダメ出しが通らないのか??

その事を成井豊氏は著書でこう説明しています。
「下手な役者はすぐに演技をしたがる。科白の言い回しを考えてきて、それを発表するのが稽古だと思っている。芝居だと思っている。考えてきた言い回しを再現するために、テンションもパワーも抑える。声もあまり大きく出さない。だから、信じられないほど暗くて地味でわざとらしい演技をする。」

なるほど。「考えてきた言い回し再現するため」声が小さくなるわけですね。でも、そんなものは演技でも芝居でもありません。そのようなものをお客様に見せられるわけがない。

では、どんな芝居をお客様に見せたいのか?

僕がお客様に見せたい芝居を、成井豊の言葉を借りて表現すればこうです。
「役者達が今、舞台の上で必死に生きている。そして、精一杯楽しんでいる。そんな姿を観客に見せ、役者たちの発散するパワーを観客にぶつける。それが芝居だと思っている。」
つまり、役者の"一生懸命"な姿をこそ、お客様に見せたいのです。

では、そのためには一体どうすればいいのでしょう?

それも、成井豊が教えてくれています。
言い回しなんか考えるな。一つのセンテンスに一つの気持ち。それだけ決めて、とにかく怒鳴れ。棒読みのまま、怒鳴り続けろ」と。

科白のどこを強調し、どこを立てるか?等々…演技プランも大切ですが、それはある程度の経験のある役者にしか許されない特権なのかもしれません。大きな声も出せないような素人に近い新人さん達は、演技プランを考えることさえ許されない。まずは、ハッキリと大きな声を出すために必死になることが大切なのでしょう。
逆に言えば、役者の一生懸命を表現するためには、言い回しを捨てる覚悟が必要なのかもしれません。






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